新宿御苑は、数年ぶりに訪れました。「こんなエリア、あったけ?」
と思う箇所があるほど広大な敷地。
新宿御苑の始まりは、徳川家康の家臣内藤氏の江戸屋敷の一部でした。
明治時代には、国が周辺地を購入し、農業試験場として西洋の果樹・
野菜の栽培、養蚕、牧畜などの研究が行われました。
西洋式の温室も造られました。
明治39年には、皇室庭園となり、昭和24年に一般に公開されました。
現在は、環境省の管轄による国民公園として公開されています。
てっきり、東京都の公園かと思ってました。国のものだったんですね。
広さ58.3ha、2万本を超える樹木が植栽されています。
農業試験場時代に植えられた樹木が残っていて100を超えた姿を
見せています。自然樹形が見られるのも、ここならでは。
皇室庭園時代に造られたエリアでは、フランス式整形庭園と
イギリス風景式庭園を同時にみることができます。
設計は、フランスの造園家アンリ・マルチネー。
世界三大庭園様式の2つを日本でみられるなんて不思議です。
明治期の西洋主義がしのばれます。
世界三大庭園様式とは、イタリア式庭園、フランス整形庭園と
イギリス式風景式庭園の三つのことです。
上の写真は、イギリス式。
下の写真はフランス式の部分です。
現在、温室は立て替え中。ガラス貼りの温室が2012年の秋には完成予定。
絶滅危惧種の栽培にも使われるそうです。 |
2012年7月3日火曜日
新宿御苑ウオッチング
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